ロキの子どもは誰?『若いエッダ』のフェンリル・ヨルムンガンド・ヘルを整理

ロキの子どもは誰?『若いエッダ』のフェンリル・ヨルムンガンド・ヘルを整理

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北欧神話の人物相関図を見ていると、神々の名前が並ぶ中に、狼・大蛇・冥界の女王が「ロキの子ども」としてまとまって出てくる。姿も物語での行き先も違う三者が、なぜ同じ欄にいるのか。原典の一節からたどると、関係がほどけてきます。

ここではスノッリの『若いエッダ』英訳本文を一つの手がかりに、フェンリル、ヨルムンガンド、ヘルを整理します。北欧神話のすべての伝承が同じ細部を語る、と広げず、このテキストで何が書かれているかを見ていきましょう。

目次

『若いエッダ』はロキと巨人の女性の子として三者を挙げる

Project Gutenbergで読める英訳本文の第34章では、ロキが巨人の女性アンゲルボダとの間に三人の子どもをもうけたと記します。順にフェンリル狼、ミズガルズ蛇とも呼ばれるヨルムンガンド、そしてヘルです。

表記は翻訳によって揺れます。この本では「Loke」「Fenris-wolf」「Jormungand」と綴られ、日本語では「ロキ」「フェンリル」「ヨルムンガンド」などと表記されます。まず名前を対応させてから読むと、別人と取り違えにくくなります。原典英訳の第34章

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狼・蛇・ヘルは、それぞれ異なる場所と筋立てで描かれる

同じ章で、ヨルムンガンドは海へ投げ入れられ、やがて大きくなって地上を取り巻く蛇として描かれます。ヘルはニヴルヘイムへ送られ、病や老いで亡くなった人々の住まいを割り当てる存在として記述されます。

フェンリルの物語は次章へ続きます。神々が鎖につなごうとし、フェンリルがそれを引きちぎる場面が出てきます。三者を一つの「怪物の仲間」というラベルだけで覚えるより、狼は拘束の筋、蛇は世界を囲む姿、ヘルは死者の領域という具合に、本文で描かれた特徴を分けてメモすると読み返しやすいです。楽天ブックス掲載の北欧神話入門書を見る

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ラグナロクの場面では三者が同じ筋へ戻ってくる

同書第56章では、終末の戦いへロキがフェンリル狼とミズガルズ蛇を伴って進む場面が語られます。第34章で別々の場所へ送られた者たちが、物語の終盤で同じ大きな出来事に結びつく。そのつながりが見えると、系図の線が単なる家族関係ではなく、物語の伏線のように働いていると分かります。

読書ノートには「第34章=親子関係と配置」「第35章=フェンリルの拘束」「第56章=ラグナロク」と章番号を添えるのがおすすめです。翻訳の語句や細部を別の本と比べるときも、どの版のどの章を見たかが残っていると迷いません。ロキと子どもたちの項目を含む入門書を補助線にして、原典の筋をたどってみてください。北欧神話とロキの子どもを扱う本を確認する

北欧神話入門でロキと子どもたちの章を読む

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北欧神話の神々、物語、世界観をたどりながら、気になったことを書き留めています。

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